皆さんはダニエルピンクのハイコンセプトという本はご存知でしょうか?
まずダニエルピンク氏は元々はスピーチライターでゴア元副大統領の首席スピーチライターを務めた方で
のちにビジネス経済社会テクノロジーなどに関する記事や論文を執筆している方です。
さてこの本はアメリカでベストセラーになった本ですが、
日本では2006年5月20日に初版が発行されいます。
私が持ってる本は2007年4月25日第8刷とあるのでおそらく2007年度中に購入したのだと思います。
ふとしたきっかけで2021年の今年再度この本をもう一度読み返してみたのですが・・・驚きました。
約20年前に書かれた本であるにも関わらず実に現代の事情にマッチした興味深いことが書いてあるのです。
さて本書の内容ですが
ロジカルで直線的な情報化の時代から創意や共感などよって社会や経済がつくりあげられていくいわゆる「ハイコンセプト時代」においては
情報時代で必要とされた左脳的な能力に加えて右脳的な資質がこれからは求められる時代になったと述べています。
その六つのセンスを紹介すると①デザイン②物語③調和④共感⑤遊び⑥生きがい
例えば①デザインで思い浮かべるのは iPhone。
今までのガラケーとは違いスマートでおしゃれでタッチパネル式のデザインが気に入られて今では世界の主流のスマートフォンとなっていますね。
また②物語に関して言うと昨年大ヒットした「鬼滅の刃」。
恐らく主人公の竈門炭治郎の辛い状況にもかかわらず常に前向きに成長して生きる姿の物語に自分を投影して炭次郎とともに成長したいという自分の姿に共感したのではないでしょうか?
また④共感に関連してSNS が当たり前となった今ではSNS のコメントやつぶやきに「いいね!」をして他人と共感しあうことが当たり前になっていますよね
最近では「アクティブリスニング」や「共感力」などよく耳にする言葉もこの六つのセンス(感性)に繋がっているような気がしませんか?
確かに20年ほど前から
この「六つの感性」を取り上げているのです。
物質的な豊かさから精神的な豊かさへと時代が求める新しい動きがまだまだはっきりしていない時期に。
2000年代の初めの頃はまだ SNS のない時代、あるのはガラケーのメールくらいなもの。お互いがやりとりすると言ってもメールアドレスを知ってる者同士。そんな時代でした。
そんな時代であったにも関わらずこれから来る新しい「ハイコンセプト」な時代に早くもこの六つの感性を取り上げていたことには驚きです!
と言うよりもやっと自分がこの六つの感性の意義ごわかり始めたと言うべきなんでしょうね(苦笑)
まだまだ詳しく読み返してない所も多いのでさらにじっくりと読んで行こうと思ってます。
続きはいつか折をみてまた取り上げて行きたいと思ってます!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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